公認会計士・税理士≪築山哲≫が語る、起業雑感・・・





起業とブレーン

会社設立ワンポイントアドバイス

会社の経理と比べれば楽?
個人事業者の経理




起業をお考えの方が、「会計事務所」と聞いてもあまりピンとこないと思います。「税理士、経理
士、会計士・・・。税金、帳簿・・・」、「とりあえず、今は関係ないだろう」と考えるのが自然でしょ
う。
会計事務所は、主に税金計算の仕事をするところです。税金の仕事をするには、「税理士」と
いう国家資格が必要です。
「開業資金の手配で精一杯なのに」、「せっかくの夢と希望に水を差さないでくれ」、「柔軟性が
必要な起業に、頭の固い税理士などいらない」が、本音でしょう。

しかし、会計事務所の仕事は税金ばかりではありません。おおよそ事業に関する税金は会社
の利益に対して課税されます。会社の利益は「売上−仕入−諸経費」として計算されます。こ
の利益の計算は、一年間(会社の場合は事業年度)の一つ一つの入出金を集計しなければな
りません。そして、その結果として作成されるのが「損益計算書」です。
また、事業のスタートには現金という資産が存在し、これを様々な形態に投下しなければなりま
せん。設備、車両、家賃など、事業には投資が必要です。一年が過ぎれば、当初現金であった
資産は他の資産に変化しています。また、運転資金が不足する場合は借金もしなければなり
ません。事業者は、資産と負債、差し引きとしての資本(純資産)を要約した「貸借対照表」も作
成しなければなりません。

最近の一流上場企業の倒産で、「貸借対照表」や「損益計算書」もすっかりおなじみになってき
ました。少しずつ「会計事務所」が身近になってきたのではないでしょうか。

会計事務所は、起業家にとって一番身近なブレーンです。

会計事務所にはその業務の過程で様々な経営ノウハウが蓄積されます。それがある企業にと
っては思いもよらぬ解決策やビジネスチャンスにつながる場合があります。会計事務所のお客
様の大半は中小零細企業です。思いもよらぬ困難に遭遇し、相談する当てもなく右往左往す
る場合がよくあります。しかし、問題がささいなことである場合もあります。そんなときは会計事
務所に「よその会社はどうしていますか」と問いかけてください。目の前が明るくなるかもしれま
せん。

会計事務所以外のブレーン

弁護士(法律問題全般)、司法書士(登記手続)、社会保険労務士(社会労働保険、労務全般
の手続)、金融機関(銀行、証券会社、VCなど)への依頼が予想されます。何らかのつながり
は保っておく必要があります。


昨今の起業ベンチャーブームに乗って、各士業とも起業ベンチャー関連業務に注力しておりま
す。しかし、残念なことに、そのほとんどが「各種補助金・助成金」や「法制度のメリット」紹介と
その手続代行にしか過ぎません。
それはそれで大切なことなのですが、何よりも大切なことは、社会の諸制度に耐えうる新興企
業や新興産業分野を育成し、それをさらに発展させ社会に根付かせることです。

起業家やベンチャー企業は、「士」を嫌う傾向にあります。「創造」を目的とする人が、「制度」を
重んじる人を敬遠するのは当然かもしれませんが、おっくうがらずに相談なさることをおすすめ
いたします。


起業トラブル集








築山公認会計士事務所(大阪市北区与力町1−5与力町パークビル7F)





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